高校のときの担任の先生が他校へ転勤しました.尊敬する人物の中の一人です.どこに尊敬しているかというと,指導力と冷静さと人間味のあるところです.
まず,英語の指導がとても上手でした.その先生はかなり事前に準備をしてくるので,授業の内容が濃く,受けがいがありました.また進路指導については幼い自分に対して内容のある指導をしていただきました.特に印象に残っているのは,「全てを抱えて,生きてはいけないからな」という言葉でした.今でもいい言葉だと思っています.
次に,客観的に生徒たちと接していた気がします.生徒のだれと特に仲良くなるのでもなく,中立的にに生徒に接していました.このことを実践できる先生は,今までの経験上あまり多くはいないように思います.また変なことをしている人にははっきり面と向かって話せる人でした.
さらに,抜け目がない人かと思いきや,たまに抜けるので人間味がありました.三学期のある授業のとき,当てようとした自分の担任のクラスのある生徒の名前が思い出せなかったらしく,「だれだったっけ」とその場で本人に聞いていました.一年間担任してきてわかんらんのかと.
そんなところも私には魅力として映っていました.改革を実行していく素晴らしい先生でした.他校においても確かな指導力を発揮していくと思います.