わたしの回想です.
高校1年生のとき,私はお恥ずかしながら自分を中心に地球がまわっていると考えていた人間でした.全てのことがうまくいき,自分の思い通りに物事が進みました.しかし一つだけ思い通りにいかないことが出てきました.それはバスケットボール部での活動でした.私の予定では入学し,3年生が抜けると同時にレギュラーになれると思い込んでいました.しかし現実はそうではありませんでした.私の入学時に監督が変わり,選手の育成方針,練習など様々なところが変更され,私にとってそれは満足のいく環境とはいえないものになってしまいました.
その環境で練習を続けていくうちに,ひどく頭痛がするようになりました.時には熱が出ることもありました.私の環境の変化への不適応によるストレスが原因です.自分の望んだ通りにならないことに慣れていませんでした.
夏休みが終わる頃,どうにも症状に改善が見られないので,バスケットボール部を退部することに決めました.その決断を下すために何日も考えました.一番好きなものを自ら手放すということほど辛いことはありません.しかしここままでは自分が持たないと思いそれを実行しました.
今でも思い出すとときどき後悔することがあります.しかし,当時の自分なりに合理的な行動をしたと思うので,それはそれとして受け止めています.
今回も,現時点で考えられる最も合理的な方法で対応したいと思います.しかし前回と違い,今回はまだ立て直すチャンスがありそうです.それにかけてみたいと思います.
ついでにこの機会に,私がなりたい理想の姿について書いておこうと思います.なりたい姿というのは,「どうにも人生きつくなったらあの人に相談しよう」と思って相談する先が私である,そんな存在です.
私は決して普段近寄りやすい存在ではありません.多くの人にそう言われます.それは欠点ではありますが,そのおかげか信頼してくれる人が周りに少しずつながら増えてきたという点で,利点でもあると心の中で思っています.