バスの中で,買っておいたダヴィンチコードをやっと読んだのですが,やはりミステリーというか小説は苦手です.結末がはっきりしません.たしかにそうだろうなあというところまではいくものの,余韻を残すことをよしとする雰囲気が本に漂っていました.そういった類の読み物は想像力を刺激されるものの,明確な結論まで導いてほしいと期待してしまいます.背後に隠されたメッセージを汲み取るというような頭の使い方は楽しいのですが.かなりのページ数があったものの,一気に読み進められたという点では,よい読み物だったと思います.途中で,なぜか謙虚さがもたらすものについて考えました.適切なタイミングで後ろにさがることの重要性を再認識していました.8年くらい忘れていたことを思い出しました.やはり深夜だといろいろなことを考えてしまいます.そういえば,考えずにすむことほど悲しいことはない,ということを以前見た映画の中でいっていました.かんがえることにはよい面と悪い面があります.